■初仕事 今回が私にとって初めての旅するトーク。 初めていらっしゃるゲストの皆様と同じ目線で、一体これからどんな物語がはじまるのかな。 そんな期待と少しの緊張から始まった、中野さんと革物語の1ページ。 ■所持金160円 13:30浅草のシン...
■見上げた先にある物語を求めて 雲一つない、春らしい、幸せな青空を眺める。 そう、私は上を見ながら歩くのが好きなのだ。 昔から好きだった。自転車に乗りながら風の匂いを嗅いだり、気紛れに流れる雲の行方を追ったり、枝についている新芽を数えたり。...
■いつも緊張してしまう、煌びやかな街に降りて 表参道駅から、ぶつかってしまいそう、と不安になる歩道と華やかな通りをくぐりぬけて、閑静な住宅地に向かう。この前に、大学の授業で使う資料を探すために永田町の国会国立図書館に居た私は、半蔵門線に乗っ...
■古いお店に並ぶ若者 今回の旅するトークの舞台は入谷。先日上京してきたばかりの私にとって、ここもまたはじめて降り立つ街だった。 新しい街に行くとき、私はできるだけ昔ながらの喫茶店に足を運ぶようにしている。そこでの会話、雰囲気からその街のにお...
■私にとって、甘いものは 甘いものが、好きだ。 友達と楽しく遊ぶとき。イライラしたとき。少しだけ寂しいとき。どうしてか悲しいとき。どんなときも甘いものがいつも傍にある。ぽいと口に含めば、それは私の心を包んだり、溶かし込んだりして、ほんの少し...
■柳の木が語りだす 雨上がりの曇り空に、柳の葉がゆらゆら。 家を出たときは傘をさしていたはずなのに。天気の神様は、どうやら好奇心旺盛な私たちの味方をしてくれているのかもしれません。 「かつてここには、だれもが憧れた吉原があったのです」 今回...
■春の交わり 私がこれまで参加してきた旅するトークは、ほとんどが初めて訪れる場所だった。今回の舞台である「市ヶ谷駅」も初めてだったので、電車の中では電光掲示板に映し出されれる「市ヶ谷」の文字を見逃すまいとずっと眺めていた。 外は青空と交わり...
■2回目の稲荷町に降りて スーツを着て説明会に行くことが増えた。気が付けばあっというまに夕方になっていて、誰とも話さずにパソコンとにらめっこして終わる一日だってある。そんな私にとって、旅するトークはずっとずっと特別なものになっていた。就活生...
■「迷子はるちゃん」の認識度に驚いて 「はるちゃん、また迷子になったでしょ」 会場に着くなりみんなに聞かれてしまった。私の迷子っぷりを熟知されているということは、この旅するトーク日記を読んでくれているからのことだし、それはとても嬉しいけれど...
■あれも、これも、食べられるもので 食べることは生きること。 生きることは食べること。 あなたはどう生きますか? この言葉に迎え入れられるように、私は奥浅草のフレンチレストラン「et vous?(エヴ?)」に入る。 オシャレな店内装飾だなあ...
■雪降る日に 白い雪が東京の街を優しく染める、特別な日。 街路樹の葉や線路に、私の傘に、ちょっとずつ積もっていって。 そして横浜の隅っこにある、暖かみ漂う家の門をそっと開けたとき、その表面にはしっかりと白い重なりがありました。 そんな冬らし...
■大迷路、渋谷のど真ん中で 始まる5分前に着いたからと言って、私が迷子にならなかったとは限らない。今日の旅する会場は渋谷。そう、あの、工事中でよく分からない渋谷駅を通らなければいけないのだ。 というわけで私は余裕をもって30分前行動していた...