株式会社STORY&Co.

【体験レポート】19年12月7日「後悔しないマイホームづくりイベント」

マイホームに興味はあったけれど

ずいぶん前に、マイホームを建ててみたいと思ったことはある。

とりあえずは見学だなと、近所で「公開中、気軽にお入りください」とあった住宅会社のオープンハウスに入ってみた。ちょうど幼稚園のお迎え帰り、ワクワクしながらドアホンを押す。

案内されて中に入ると、ふわりと木の香りがした。木目がきれいな板張りのフローリング、座り心地が良さそうなソファ、吹き抜けの天井には大きなファンがゆっくりと回っている。さりげなく飾られたグリーンや、階段のアイアン手すりもおしゃれだ。「こんなおうち、いいよね」と言ったら「うん、こんなおうちに住みたいな!」と娘も満面の笑み。この子も成長したら、自分の部屋を欲しがるだろうな。

帰宅して、ちょうど出張帰りだった夫にオープンハウスのことを話してみた。しかし、私の熱量と反対に「ふーん」と素っ気ない返事ばかり。「後でこのパンフレット、見てね」とテーブルに置いたら「家って何千万もするんだもんな」とつぶやいて、ソファにゴロリと寝転がってしまった。

確かに、家は一生に一度の買い物だ。もっと慎重に、いろいろな会社で比べてみなければ。そう思った私は、たくさんのオープンハウスやモデルハウスにも出かけてみた。

そこで困ったことがある。どれも魅力的に感じてしまうのだ。

夫の意見も聞きたくて「一緒に行こう」と誘っても、忙しい彼の答えはノー。私だけが盛り上がっている感じで、マイホームの話はそれからまったく進まなかった。

ゆるく学べる家づくりのコト

そんなこんなで、マイホームの入口でずっと足踏みしていた私、「アウタビ北海道×住まいの相談窓口むすぶ×北海道ガス」の家づくりコラボイベントに参加してみることに。「なんとなく興味がある人」でも参加OKという敷居の低さも気に入った。会場はサッポロファクトリーにある北ガスのショールーム・サガティック。北ガスは「#おうち大好き部」のインスタグラムも発信している。マイホームのおしゃれな空間を切り取ったフォロワーの投稿は、どれも見ているだけで楽しい。

注文住宅の相談や建築会社探しのお手伝いをしているという「MUSBU(むすぶ)プラットフォーム」代表の布広尚幸さんと、アドバイザーの南一徹さんがゲストスピーカー。無料相談窓口の建物に併設して、スペシャルティコーヒーやパフェなどを出す「cafestand musbu」も営んでいることは、カフェ好きの私も知っていた。布広さん自身がサーブすることもあるそうだ。

「ゆるく話していきますね~」。難しい話だったらイヤだなと思っていたので、布広さんの言葉にホッとする。テーブルを見回すと、夫婦らしい人、母娘らしい人、1人参加のシニア男性や若い女性もいる。みんな気軽に参加している感じで雰囲気もカジュアル。こういう空間って、うん、好きだな。

家づくりのカウンセラー

布広さんはリクルートで進学や就職、住まいに関わるプロモーションの仕事をしていたそうだ。「お客さんと直接関わることで、幸せな家づくりの役に立ちたい!」と中途退職した布広さんは「MUSBUプラットフォーム」を設立。大手ハウスメーカーに勤めていた南さんも「家をただ売るだけじゃなくて、良いことも悪いこともしっかりと伝えていきたかったんです」と話す。

だから、むすぶに来るお客さんには、家づくりの希望や家族のライフスタイル・ライフイベントを細かくヒアリングするという。知らないことはいくらでも教えてもらえるし、悩んだらアドバイスもしてもらえるし、夫婦の意見が割れて険悪になったら調整役にもなってもらえるしと、カウンセリング的な役割もしてくれるのはありがたい。

そうやって、「自分たちが優先すること、譲れないこと」を整理することで、必要な家の大きさや土地の広さ、立地などが見えてくるし、予算も決まってくるという。予算に届かないようなら、優先順位の低いほうで調整すればいい。例えば、駅に近いエリアは人気だけれど、土地が高かったり小さかったりと制限があったりする場合が多い。もし、優先順位を後回しにできるようなら、バスを使って駅に行ける範囲にエリアを広げるのもひとつの方法だという。

ここを押さえれば我が家が見える

自分が「譲れないスペックの必要条件」を絞り込むために、何を検討すればいいのか。1番目には「性能・間取り・設備」といった必要条件を整理すること。具体的に一つ一つを説明しながら、会社の言いなりにならずに、これは本当に自分たちに必要なものか見極めることが重要だという。そうだよね、自分たちがお金を出してつくるマイホームなんだもの。

そのためには、夫婦が各自で希望を吐き出し、話し合いながら要らないことを決めて優先順位をつけることが大切だそうだ。ここで私、「ん?」と思う。合理的でシンプルに考える性格の夫、家にいることが多く快適なことを採り入れたくなる私、この共同作業は難しそうだなと少し不安になった。

2番目は、家のビジュアルに対する自分の好みを知ること。家の外観や室内が次々とスライドに映し出される。ナチュラルタイプやシンプルモダン、輸入住宅など、たくさんのステキな家を見てワクワクしてくるが、またもや「夫婦間では特に意見が分かれる」という言葉にギクリ。ウチも好みが割れそうだな。そんなときは、家の外装は夫、内装は妻が決めるなど、決定権を分けるといいそうだ。実際に、むすぶさんはそういった夫婦間の調整役をすることも多いという。確かに、夫婦でお互いに譲れないことを言い合っていたらケンカになりかねない。でも、お互いの好みを知っておくことは大切なんだなと気づいた。

さらに、家族のライフスタイルやライフイベントについて、将来まで見据えた暮らしを考えることはとても重要だという。例えば、子育て環境や仕事のこと、趣味のこと、ペットのこと、両親との同居など。南さんは、家を建ててから犬を飼うことになって「ペット用のスペースをつくっておけばよかった!」と後悔しているそうだ。確かに、さまざまな可能性を考えておくことは安心感が持てる。

ワークショップで見えてきた我が家!

後半はワークショップの時間。スイーツと飲み物をいただきながら、2枚のシートに各自が記入していく。これは、むすぶさんが自社開催のセミナーで使っている用紙のダイジェスト版だそうだ。細かい項目があるけれど、こだわりのあるところだけ書けばいいらしい。また、ライフスタイルについて自由に書き出すところもあった。

うん、キッチンは対面型でも、オープンタイプで目の前のダイニングテーブルにすぐお皿を出せるようにしたいな。玄関は靴や小物でゴチャゴチャになるのがイヤだから、シューズクロークが欲しい。それに私はパソコンをよく使うから、家事をしながら作業ができるように、キッチンの脇にもカウンターが欲しいな。こんなふうに用紙に書き入れていくと、今までモヤモヤとしていたマイホームのイメージが、立体的に頭の中に立ち上がってきてびっくり!

記入シートの2枚目には、建築希望地とその理由、最寄り駅からの距離、資金計画もあった。建てるエリアは子どもの学区を変えたくはないけれど、進学のタイミングで別の土地にするという選択肢もあるかもしれない。あれ?なんだか具体的になってきた。資金計画については、むすぶさんが例を挙げてくれる。なるほど、この地域だとこれぐらいの大きさの土地に家を建てたら総費用がいくらで、住宅ローンは月々これぐらいになるのね。なんだか、頭のなかでフワフワしていた「マイホーム」という言葉が、実現可能なプロジェクトに見えてきた気がする。

まずは夫婦のコミュニケーションから

最後に、むすぶさんで家を建てたご家族の写真を見る。子どもが学校に上がる前に、出産前に建てたいという期限のタイミングや希望のエリアなど、譲れない条件を明確にしてマイホームを実現したファミリーたち。みんなが本当に幸せそうな笑顔で、一緒に立つ布広さんの笑顔も素敵だ。そして、家づくりという一生に一度ともいわれるイベントをクリアした彼らは、きっと仲の良い家族なのだろうと思う。

帰ったら、夫にこの記入シートを見せて、彼自身の希望も書いてもらおう。マイホームを建てるにしても、そうでないにしても、普段からあまり話せない夫とのお互いを知るコミュニケーションツールになるかもしれない。


次回、お家大好き部イベントは下記です。※参加費無料です。

1/19 リアルな現場を熟知している一級建築士が語る、家づくり現場あるある

その他、北海道のストーリー(体験)一覧はコチラ

アウタビ北海道

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)