■柳の木が語りだす 雨上がりの曇り空に、柳の葉がゆらゆら。 家を出たときは傘をさしていたはずなのに。天気の神様は、どうやら好奇心旺盛な私たちの味方をしてくれているのかもしれません。 「かつてここには、だれもが憧れた吉原があったのです」 今回...
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■春の交わり 私がこれまで参加してきた旅するトークは、ほとんどが初めて訪れる場所だった。今回の舞台である「市ヶ谷駅」も初めてだったので、電車の中では電光掲示板に映し出されれる「市ヶ谷」の文字を見逃すまいとずっと眺めていた。 外は青空と交わり...
■2回目の稲荷町に降りて スーツを着て説明会に行くことが増えた。気が付けばあっというまに夕方になっていて、誰とも話さずにパソコンとにらめっこして終わる一日だってある。そんな私にとって、旅するトークはずっとずっと特別なものになっていた。就活生...
2019年5月10日 株式会社STORY&Co. 丸紅株式会社 STORY&Co.と丸紅の協業による「&mother」キャンペーンを開始 ~母でもある大切なあの人へ物語を贈ろう~ 株式会社STORY&Co.(...
■想い 今年で北海道と東京に住む年月がちょうど半分になった。 今でも『北海道出身』と伝えると、必ずと言っていいほど「いいな」と言われる。 上京した当初は不思議に思っていたが、どうやらいいらしい。 当たり前だと思っていた大自然や新鮮な食材は、...
■「迷子はるちゃん」の認識度に驚いて 「はるちゃん、また迷子になったでしょ」 会場に着くなりみんなに聞かれてしまった。私の迷子っぷりを熟知されているということは、この旅するトーク日記を読んでくれているからのことだし、それはとても嬉しいけれど...
■あれも、これも、食べられるもので 食べることは生きること。 生きることは食べること。 あなたはどう生きますか? この言葉に迎え入れられるように、私は奥浅草のフレンチレストラン「et vous?(エヴ?)」に入る。 オシャレな店内装飾だなあ...
■雪降る日に 白い雪が東京の街を優しく染める、特別な日。 街路樹の葉や線路に、私の傘に、ちょっとずつ積もっていって。 そして横浜の隅っこにある、暖かみ漂う家の門をそっと開けたとき、その表面にはしっかりと白い重なりがありました。 そんな冬らし...
■大迷路、渋谷のど真ん中で 始まる5分前に着いたからと言って、私が迷子にならなかったとは限らない。今日の旅する会場は渋谷。そう、あの、工事中でよく分からない渋谷駅を通らなければいけないのだ。 というわけで私は余裕をもって30分前行動していた...
■急ごうと思っても 前の用事が思ったよりも長引いてしまった。私は電車を降りると急いで今日の旅の会場へと足を走らせた。 ふう。こんなに走ったのは久しぶりなせいか、思うように体が前に進まない。二十歳にして老化を感じるようになってしまったのか…と...
■歩きなれた渋谷の街で 渋谷とは何かと縁がある。 上京して初めて友人と待ち合わせた街。そのときは、人の多さとにぎやかさに驚いて「今日はお祭りなのかな」と本気で思った。当時はベビーカステラの屋台もあったから、尚更だ。 それから通学、通勤で乗り...
■静かな住宅街の一角で 年が明けたばかりの都心は、気のせいかいつもよりも少しだけ街の音が小さい。 そして今回の舞台はそんな東京から少し離れた神奈川県川崎市。彼らはなぜ、この街を選んだのでしょうか。 今回のホストは、専修大学のリーダーシップ開...